排卵障害による不妊症、卵管のつまりによる不妊症、着床障害による不妊症
生理不順
症状・説明
一般的に避妊をしていないと2年間の間に約9割の夫婦が妊娠するといわれるため、不妊症であるかどうかは2年を目安に判断する。
不妊症は女性だけとは限らない。 近代社会においては、男性不妊は増加傾向にあり、その比率は現在、1:1の割合といわれている。ただし、ここでは女性の不妊症を中心に進めて行く。
症状は、子どもができない以外には、体の不調や症状がない場合も多くある。
しかし、月経の不順・月経痛・無月経・乳汁の分泌などを訴えること もある。
原因
■排卵障害による不妊:
排卵時のふたつのホルモンのバランスが崩れ、卵胞が成熟卵胞にまで発育せず排卵できないまま卵巣に残って萎縮したものを閉鎖卵胞という。この閉鎖卵胞によって卵巣の表面の皮が硬くなり、排卵できなくなった状態を多のう胞性卵巣症候群という。排卵が起こらないので、妊娠はできない。
■卵管のつまりによる不妊:
子宮内膜症や、性感染症などの原因により卵管が詰まってしまい、排卵された卵子と精子が受精できないことによる不妊。
■着床障害による不妊:
子宮内に何らかの異常があり、受精卵が着床できないことによる不妊。子宮内の異常のひとつに、先天的な子宮の奇形があげられる。他にも、子宮の筋層に腫瘍ができる「子宮筋腫」や子宮内膜がポリープ状に増殖した「子宮内膜ポリープ」も着床の妨げになることがある。
もちろん不妊症の原因は女性ばかりにあるのではない。最近では男性不妊も増えている。 男性の不妊症の原因として、インポテンツがある。 糖尿病やアルコール中毒などの病気の影響も考えられるが、ほとんどは心因性のもで、ストレスや運動不足、不規則な食生活、環境ホルモン、パソコン画面の見すぎ、喫煙など、精子の状態が悪くなる要素は、現代ますます増えてきている。
対策
不妊症を促す要因は様々で、それらが重なり合い起こると考えられている。 まず第一にからだや局部を清潔に保つことである。不妊症の要因である性感染症を防ぐことが大切だ。
また、精神的ストレスや食生活など、生活習慣とホルモンのバランスの関わりを指摘されているので、それらを予防・改善することも、不妊症予防の基本である。強いストレスは避け、リラックスした生活をおくることを 心がける。 疲労はためず、体の冷えに気をつける。適度な運動は血流を促 進し、ストレスの発散にもなるので、進んで取り入れる。タバコはやめ、 アルコールの多飲を控える。
食事の面では、不妊症を予防する栄養素にビタミンE、βカロチン、ミネラル(カルシウム、亜鉛、鉄)を摂取するとともに、乳製品や緑黄色野菜、 肉類、魚介類、大豆製品をバランスよく摂取すること。 コレステロールの 高い食品や、加工食品、添加物の多い食品を避け、塩分や水分も摂り過ぎないようにする。
近年、結婚する年齢が高くなってきたこともあり、不妊症は増えている。 少しでも気になることがあるようなら、ためらわず婦人科を訪れ相談する ことが重要である。
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